一ッ 正月こゑのさづけは やれめづらしい
二ニ につこりさづけもろたら やれたのもしや
三ニ さんざいこゝろをさだめ
四ッ よのなか
五ッ りをふく
六ッ むしやうにでけまわす
七ッ なにかにつくりとるなら
八ッ やまとハほうねんや
九ッ こゝまでついてこい
十ド とりめがさだまりた

この歌は、**天理教の「十柱の守護神(十柱のかみ)」**に関連したものと考えられます。天理教では、人間の身体のはたらきを司る10柱の神々が存在するとされ、それぞれに役割があります。この歌は、それらの神々の働きを示唆しているようです。
解釈
1. 正月の祝福として神の恵みを授かる
一ッ 正月こゑのさづけは やれめづらしい
「こゑのさづけ」とは、神からの祝福や恵みを意味するので、
正月に神の恵みを授かることはめでたいことだ、という意味でしょう。
2. 神の祝福を受けた喜び
二ニ につこりさづけもろたら やれたのもしや
「さづけもろたら(授けをもらったら)」=神からの祝福を受けたら、
にっこり笑顔になり、心強くなるという意味です。
3. 心をしっかり定める
三ニ さんざいこゝろをさだめ
「さんざい」は「散財」ではなく、「三才(天・地・人)」の意かもしれません。
天地人の道理を理解し、心をしっかり定めることが大切という意味だと思われます。
4. 世の中の道理を理解する
四ッ よのなか
ここで短く「よのなか」と言っているのは、
世の中の仕組みや道理を学ぶことが大切であるということを暗示しているようです。
5. 道理に沿って豊かになる
五ッ りをふく
「りをふく」とは「理を含む」、つまり道理をわきまえ、正しく生きることを意味するでしょう。
6. 無計画に動き回る
六ッ むしやうにでけまわす
「無性に出けまわす」は、無計画に動き回ることを指していると思われます。
これは、慎重に行動すべきことを示唆しているのでしょう。
7. 何かを作り出し利益を得る
七ッ なにかにつくりとるなら
「何かにつくり取るなら」とは、
**努力して何かを作り出し、それを得る(利益や成功につなげる)**という意味でしょう。
8. 大和(日本)の繁栄を示す
八ッ やまとハほうねんや
「やまと(大和)」=日本を指し、「ほうねん(豊年)」=豊作・繁栄のこと。
つまり、大和(日本)は神の恵みによって繁栄するということを示唆しているようです。
9. 最後までついてくることの重要性
九ッ こゝまでついてこい
ここまでの教えをしっかり理解し、神の道についてくることが大切という意味でしょう。
10. 物事の成り立ちが決まる
十ド とりめがさだまりた
「とりめがさだまりた」は、「取り目が定まる」、つまり
物事の方向性や決断が定まることを意味するでしょう。
まとめ
この歌は、天理教の教えに基づき、人が神の恵みを受けながら、心を定め、道理を理解し、正しく生きることで繁栄し、最後には物事の成り立ちが定まるという流れを示しているようです。
特に「十柱の神」の働きを暗示している可能性があり、神の守護を受けながら人生を歩むことの大切さを説いていると考えられます。