教祖が、梅谷四郎兵衞にお聞かせ下されたお言葉に、
「私は、夢中になっていましたら、『流れる水も同じこと、低い所へ落ち込め、落ち込め。表門構え玄関造りでは救けられん。貧乏せ、貧乏せ。』と、仰っしゃりました。」
と。
ありがとうございます。この教祖のお言葉は、とても深くて、**「ほんとうのたすけ」や「親神様のお心を生きる道」**を教えてくれている、大切なものです。
【言葉の意味とやさしい説明】
夢中になっていましたら：一生けんめい考えていたときに、ふと心に神様のお言葉が聞こえた。 流れる水も同じこと：水は高いところから低いところへ流れる、という自然のたとえ。 低い所へ落ち込め、落ち込め：人も水と同じように、自分を高くせず、へりくだって、下の心になることが大切。 表門構え玄関造りでは救けられん：見た目を立派にしたり、外見だけを良くしても、本当のたすけにはならない。 貧乏せ、貧乏せ：貧しくなりなさい、という意味ではなく、「ぜいたくをやめて、心をへりくだらせなさい」「人の苦しみが分かる心になりなさい」という意味。
【ひとつずつ説明する】
人の心も、水のように低いところに流れるようにへりくだるのがよい → 水は高いところから流れ落ちて、最後は海のような広いところにたどり着く。人の心も同じで、**「自分がえらい」よりも「人を思いやる」**心が大切。 見た目だけを立派にしても、人はほんとうにはたすけられない → お金持ちのふりをしたり、大きな家に住んだりすることが大切なのではなく、まごころや思いやりが何より大切。 「貧乏せ」というのは、心をへりくだらせ、苦しんでいる人の気持ちが分かるようになれ、ということ → 自分がつらい思いをすると、人のつらさにも気づける。その心が、たすけのもとになる。
【ぜんぶまとめると】
教祖さまは、「人をほんとうにたすけたいなら、自分の見た目やお金、地位などにこだわらず、心をへりくだらせ、苦しんでいる人のところまで自分が下りていきなさい」と教えてくださっています。
水が自然に低い方へ流れるように、人の心も自然に「やさしさ」「へりくだり」「たすけあい」の方向へ向かうのがよい、ということです。
【たいせつな教え（ポイント）】
へりくだる心が、ほんとうのたすけのもとになる 見た目やお金よりも、まごころが大事 苦労を知ることで、人の痛みがわかるようになる
このお話も、たとえば「川の水とおにぎり」「貧しいけど心が温かいおじいさん」などの物語にアレンジして、紙芝居や子ども向けの読み物にすることもできます。
もしよければ、そういった形での創作もお手伝いできますよ。どうしますか？