一ッ いちにだいくのうかゞひに なにかのこともまかせおく
二ッ ふしぎなふしんをするならバ うかゞひたてゝいひつけよ
三ッ みなせかいからだん/\と きたるだいくににほいかけ
四ッ よきとうりやうかあるならバ はやくこもとへよせておけ
五ッ いづれとうりやうよにんいる はやくうかゞいたてゝみよ
六ッ むりにこいとハいはんでな いづれだん/\つきくるで
七ッ なにかめづらしこのふしん しかけたことならきりハない
八ッ やまのなかへとゆくならバ あらきとうりやうつれてゆけ
九ッ これハこざいくとうりやうや たてまへとうりやうこれかんな
十ド このたびいちれつに だいくのにんもそろひきた
【言葉の意味とやさしい説明】
- だいく:大工さん。ここでは神さまの教えをもとに「心の建物=生き方・教会」をつくる人たちのこと。
- うかゞい:神さまにおたずねすること。何をどうしたらいいかを聞くこと。
- まかせおく:まかせて信じること。
- にほいかけ:良い行いやたすけで、人の心に感動を与えること。
- とうりやう:棟梁(とうりょう)。リーダーや指導者のこと。
- こもと:ぢば(天理)にある神さまの家(中心地)のこと。
- うかゞいたてゝ:神さまにたずねて、はっきり聞いてみること。
- こざいく・たてまへ:小さな仕事・建物を立てる前の準備や設計のこと。
- かんな:神さまがつかわす本当の棟梁(心のリーダー)のこと。
【ひとつずつ説明する】
一ッ
いちにだいくのうかゞひに なにかのこともまかせおく→ 何かをするには、まず神さまにたずねて(うかがって)、信じてまかせることが大事だよ。
二ッ
ふしぎなふしんをするならバ うかゞいたてゝいひつけよ→ 神さまの教えにそった建物(心の教会)をつくりたいなら、まずうかがって教えてもらおうね。
三ッ
みなせかいからだん/\と きたるだいくににほいかけ→ 世界中からだんだんと集まってくる大工(=たすけの人)に、良いたすけのにおいをかけていこう。
四ッ
よきとうりやうかあるならバ はやくこもとへよせておけ→ よいリーダーになれそうな人がいたら、早めに天理(こもと)に連れておいで。
五ッ
いづれとうりやうよにんいる はやくうかゞいたてゝみよ→ 神さまのつとめに必要な4人のリーダーがいるから、しっかりうかがって確かめよう。
六ッ
むりにこいとハいはんでな いづれだん/\つきくるで→ 無理に来いとは言わないけど、だんだんと自然にみんな集まってくるよ。
七ッ
なにかめづらしこのふしん しかけたことならきりハない→ この神さまの家づくり(心のふしん)はとても不思議なことで、はじまったら終わりがないほど深いよ。
八ッ
やまのなかへとゆくならバ あらきとうりやうつれてゆけ→ 山のような困難な場所へ行くなら、たくましいリーダーを連れていこう。
九ッ
これハこざいくとうりやうや たてまへとうりやうこれかんな→ 小さな仕事や建物の準備をするリーダーもいるけど、本当の神さまのリーダーは「かんな」なんだ。
十ド
このたびいちれつに だいくのにんもそろひきた→ 今回は、大工(教えを広める人たち)がみんなそろってやってきたよ。
【ぜんぶまとめると】
神さまの教えにそった「心のふしん(たてなおし)」をするには、まず神さまにたずねて、心をまかせることが大事。そして、世界中から集まってくる「心の大工さん(人をたすける人たち)」に、良いたすけのにおい(行い)を伝えていこう。リーダーにふさわしい人がいたら、天理へ連れておいで。神さまのふしんは不思議で深いもので、リーダーもいろいろな役割があるけれど、ほんとうの心を持ったリーダー(かんな)が大切なんだ。そして今、その人たちがそろってきてくれた。神さまはそれをとても喜んでいるんだよ。
【たいせつな教え(ポイント)】
- 何をするにも、まず神さまにたずねてまかせる心が大切
- 世界中から、人をたすける心ある人が集まってくる
- よい行いや思いが「におい」となって人に伝わる
- リーダー(とうりょう)にはさまざまな役割がある
- 神さまのほんとうのリーダー「かんな」が中心になる
- みんながそろって、いよいよ「たすけ」の時がきた!