みかぐらうた 八下り目をAIで子供向けに説明


一ッ ひろいせかいやくになかに いしもたちきもないかいな

二ッ ふしぎなふしんをするなれど たれにたのみハかけんでな

三ッ みなだん/\とせかいから よりきたことならでけてくる

四ッ よくのこゝろをうちわすれ とくとこゝろをさだめかけ

五ッ いつまでみあわせゐたるとも うちからするのやないほどに

六ッ むしやうやたらにせきこむな むねのうちよりしあんせよ

七ッ なにかこゝろがすんだなら はやくふしんにとりかゝれ

八ッ やまのなかへといりこんで いしもたちきもみておいた

九ッ このききらうかあのいしと おもへどかみのむねしだい

十ド このたびいちれつに すみきりましたがむねのうち


【言葉の意味とやさしい説明】

  • せかいやく:神さまの教えを広める仕事をする人。人を助けるために行動する人。
  • いし・たちき:石や木。ここでは「困難や役に立つ材料」といった意味。
  • ふしん:神さまの建物(教会など)をつくること。広い意味では「神さまの教えのもとに準備すること」。
  • たのみ:誰かにお願いすること。
  • よりくる:近づいて来ること。
  • よくのこゝろ:自分の得ばかりを求める心。
  • とくと:しっかりと、という意味。
  • しあん:よく考えること。
  • すみきる:心の中がすっきりきれいになること。くもりや迷いがなくなること。

【ひとつずつ説明する】

一ッ

ひろいせかいやくになかに いしもたちきもないかいな→ 世界は広くて、神さまの仕事に役立つ人や材料(石や木)はどこにでもあるよ。
二ッ

ふしぎなふしんをするなれど たれにたのみハかけんでな→ 神さまの家(教会)をつくるときでも、だれかにムリにお願いしたりはしないよ。
三ッ

みなだん/\とせかいから よりきたことならでけてくる→ 世界中から、必要な人や物が自然と集まってきて、できあがるんだよ。
四ッ

よくのこゝろをうちわすれ とくとこゝろをさだめかけ→ よくばりな気持ちをすてて、心をしっかり落ち着けて決めようね。
五ッ

いつまでみあわせゐたるとも うちからするのやないほどに→ いろいろ迷って待っていたとしても、それは自分だけで進めるものじゃないんだ。
六ッ

むしやうやたらにせきこむな むねのうちよりしあんせよ→ あわてずに、心の中からじっくりよく考えて行動しようね。
七ッ

なにかこゝろがすんだなら はやくふしんにとりかゝれ→ 心がすっきりして「やろう!」と思ったら、すぐに行動にうつそう!
八ッ

やまのなかへといりこんで いしもたちきもみておいた→ 山の中に入って、神さまはすでに使える石や木を見て準備してあるんだ。
九ッ

このききらうかあのいしと おもへどかみのむねしだい→ 「この石はダメかな?」と思っても、それをどう使うかは神さまが決めることなんだよ。
十ッ

このたびいちれつに すみきりましたがむねのうち→ みんなの心がきれいになってすっきりした。それがとても大事なんだ。

【ぜんぶまとめると】

世界には、神さまの仕事を助ける人や材料がたくさんあるんだよ。無理にお願いしたりしなくても、必要な人や物は自然と集まってくる。大切なのは、よくばらずに、落ち着いた心でちゃんと考えること。そして心がすっきりして「やろう!」と思ったら、すぐに行動すること。神さまはもう準備をしてくれているから、自分の心を整えてすすもうね、という教えだよ。


【たいせつな教え(ポイント)】

  • 世界には、神さまの仕事を助ける「人」や「材料」がたくさんある
  • 無理に人に頼まなくても、自然と助けが集まる
  • よくばらず、しっかり考え、心を整えることが大事
  • 心がすんだらすぐ行動しよう
  • 神さまはすでに準備してくれている