一ッ ひろいせかいのうちなれバ たすけるところがまゝあらう
二ッ ふしぎなたすけハこのところ おびやはうそのゆるしだす
三ッ みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる
四ッ よくのないものなけれども かみのまへにハよくはない
五ッ いつまでしん/゛\したとても やうきづくめであるほどに
六ッ むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい
七ッ なんでもなんぎハささぬぞへ たすけいちじよのこのところ
八ッ やまとばかりやないほどに くに/\までへもたすけゆく
九ッ こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた
どうでもしん/゛\するならバ かうをむすぼやないかいな

【言葉の意味とやさしい説明】
(難しい言葉をやさしく言いかえるよ)
- たすける:助けること。困っている人を元気にしてあげること。
- おびや:赤ちゃんが生まれるときに巻く布のこと。ここでは「うまれかわる」意味もあるよ。
- うそ:本当ではないこと。
- みづ(みず):水のこと。
- かみ:神さまのこと。
- よごれ:心の中にある悪い気持ち(うそ、わがまま、いじわるなど)。
- よく:自分だけ得したいと思う気持ち。
- やうき:病気や心の苦しみのこと。
- ぢば:神さまが人間を初めてつくった特別な場所。天理市にあるよ。
【ひとつずつ説明する】
一ッ
ひろいせかいのうちなれば たすけるところがまゝあらう→ 世界は広いけど、助けが必要な場所がたくさんあるんだよ。
二ッ
ふしぎなたすけはこのところ おびやはうそのゆるしだす→ この場所(天理)では、ふしぎな助けがあるんだ。心が変わるきっかけになるよ。
三ッ
みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる→ 水が体をきれいにするように、神さまは心のよごれをきれいにしてくれるんだ。
四ッ
よくのないものなけれども かみのまへにはよくはない→ だれでも「ほしい」「もっともっと」と思うけど、神さまの前ではよくばりはよくないんだよ。
五ッ
いつまでしん/゛\したとても やうきづくめであるほどに→ どんなにまじめにしてても、心がよごれていたら病気や苦しみがついてくるよ。
六ッ
むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい→ いじわるな心をすてて、やさしい心になっておいで、って言ってるよ。
七ッ
なんでもなんぎハささぬぞへ たすけいちじよのこのところ→ 本気でたすけようとするこの場所では、どんな苦しみも乗りこえられるんだ。
八ッ
やまとばかりやないほどに くに/\までへもたすけゆく→ 天理だけじゃなく、いろんな国の人たちにも助けを広げていくよ。
九ッ
こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた→ ここは神さまが人を初めてつくった場所。とても大切で特別なところだよ。
どうでもしん/゛\するならば かうをむすぼやないかいな
→ ほんとうに心から信じるなら、一緒に神さまの教えにそって生きてみようよ!
【ぜんぶまとめると】
この世界には困っている人がたくさんいて、天理では不思議な力で人を助けることができるんだよ。神さまは水のように、心をきれいにしてくれる存在なんだ。よくばりやいじわるな気持ちをすてて、やさしい心で生きれば、苦しみも軽くなっていく。天理は神さまが人間をつくった始まりの場所。ここから世界中へ、助けの心を広げていこう、という教えだよ。
【たいせつな教え(ポイント)】
- 困っている人を助けようとする心が大切
- よごれた心をきれいにすること(反省すること)
- よくばらず、やさしい気持ちで人に接すること
- 天理は人間が生まれた始まりの場所で、神さまの教えを学べる特別なところ
- 信じる心で、みんなと一緒に助けあうことが大事