一ッ ひろいせかいをうちまわり 一せん二せんでたすけゆく
二ッ ふじゆなきよにしてやらう かみのこゝろにもたれつけ
三ッ みれバせかいのこゝろにハ よくがまじりてあるほどに
四ッ よくがあるならやめてくれ かみのうけとりでけんから
五ッ いづれのかたもおなじこと しあんさだめてついてこい
六ッ むりにでやうといふでない こゝろさだめのつくまでハ
七ッ なか/\このたびいちれつに しつかりしあんをせにやならん
八ッ やまのなかでもあちこちと てんりわうのつとめする
九ッ こゝでつとめをしてゐれど むねのわかりたものハない
とてもかみなをよびだせば はやくこもとへたづねでよ
【言葉の意味とやさしい説明】
- うちまわり:あちこちをまわること。
- ふじゆなきよ:不自由がなく、安心して暮らせる世界。
- もたれつけ:神さまの心によりそって頼ること。
- よく:自分のことだけを考えるわがままな気持ち。
- うけとり:神さまが人の思いや行いを受け止めること。
- しあん:よく考えること。
- ついてこい:一緒にがんばろう、という神さまの呼びかけ。
- つとめ:神さまへのお祈りや、手をどりなど。
- むねのわかり:神さまの心や教えを理解すること。
- かみなをよびだせば:神さまの教えを学びたいと願うなら。
- こもと:元の場所、ここでは天理(ぢば)のこと。
【ひとつずつ説明する】
一ッひろいせかいをうちまわり 一せん二せんでたすけゆく→ 神さまは世界中をまわって、たくさんの人たちを助けに行くよ。
二ッふじゆなきよにしてやらう かみのこゝろにもたれつけ→ 困っている人がいない、安心して暮らせる世の中を作りたい。だから神さまの心によりそって生きてね。
三ッみれバせかいのこゝろにハ よくがまじりてあるほどに→ 世界の人たちの心には、まだまだ「よく(わがまま)」がたくさん混ざっているよ。
四ッよくがあるならやめてくれ かみのうけとりでけんから→ よくばりな心のままでは、神さまはその願いを受け取れないんだ。
五ッいづれのかたもおなじこと しあんさだめてついてこい→ だれでも同じこと。自分でよく考えて、納得してから神さまについてきてね。
六ッむりにでやうといふでない こゝろさだめのつくまでハ→ 無理にすすめたりしないよ。自分の心が決まるまで、ゆっくり考えていいよ。
七ッなか/\このたびいちれつに しつかりしあんをせにやならん→ 今こそ、みんなでしっかり考えるときなんだ。
八ッやまのなかでもあちこちと てんりわうのつとめする→ 山の中でも、いろんな場所でも、神さまの教え(てんりわうのつとめ)を行っているよ。
九ッこゝでつとめをしてゐれど むねのわかりたものハない→ つとめをしていても、神さまの本当の心をわかっている人がまだ少ないんだ。
とてもかみなをよびだせば はやくこもとへたづねでよ→ だからもし神さまの思いを知りたかったら、早く「こもと(ぢば=天理)」へ来て学ぼうね。
【ぜんぶまとめると】
神さまは、世界中の人を助けて、安心して暮らせる世の中をつくりたいと思っているんだ。そのためには、よくばりな心をやめて、神さまの思いをしっかり考えて生きることが大切。無理にやらされるのではなく、自分で心を決めて行動すること。そして神さまの教えをもっと深く知りたいなら、天理(ぢば)に来て学ぼう、というメッセージなんだよ。
【たいせつな教え(ポイント)】
- 神さまは世界中の人を助けたいと願っている
- よくばりな心では神さまの助けは受けられない
- しっかり自分で考えて、納得してから行動する
- つとめを通して、神さまの心を理解しよう
- 神さまの教えを知りたければ、「ぢば(天理)」へ来よう