天理教の「みかぐらうた（みかぐら歌）」は、教祖・中山みき（おやさま）によって記された、天理教の祭儀や礼拝（おつとめ）で用いられる根本聖典の一つです。全てひらがなで書かれ、親しみやすい歌詞の中に、天理教の教えや信仰実践の精神が込められています。
以下に、その全体の要約を示します：
【みかぐらうた要約】
- 神の思召（おもい）と創造の真実 － 世界の創造と人間創造の真実を明かし、人間は「たすけ合い」を通して喜びの世界を築くために生まれたと説く。
- 陽気ぐらしのすすめ － お互いに助け合い、感謝と思いやりを持って暮らすことで、「陽気ぐらし（楽しく明るい生活）」が実現すると教える。
- 心の浄化（ほこり払い）の大切さ － 欲、怒り、うぬぼれなどを「心のほこり」として捉え、それを払うことで神の思召にかなった清い心に近づくことができると説く。
- おつとめの力と意味 － おつとめ（手振り・歌・太鼓などを用いた礼拝行為）を通じて、自身の心を清め、人々をたすけ、災いを退ける力があるとされる。
- たすけあいと神との一体感 － 困っている人を助けることは、神の喜びでもあり、自身の救いにもつながると教える。神と人との一体感が強調される。
一言でまとめると：
「みかぐらうた」は、神の思いを伝え、人々が心を清め、たすけ合いながら“陽気ぐらし”を目指す道を教える歌。