一ッ ひとがなにごといはうとも かみがみているきをしずめ
二ッ ふたりのこゝろををさめいよ なにかのことをもあらはれる
三ッ みなみてゐよそばなもの かみのすることなすことを
四ッ よるひるどんちやんつとめする そばもやかましうたてかろ
五ッ いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい
六ッ むらかたはやくにたすけたい なれどこゝろがわからいで
七ッ なにかよろづのたすけあい むねのうちよりしあんせよ
八ッ やまひのすつきりねはぬける こゝろハだん/\いさみくる
九ッ こゝはこのよのごくらくや わしもはや/\まゐりたい
十ド このたびむねのうち すみきりましたがありがたい

この詩も天理教の教えを示したもので、信仰や人々の助け合い、心の持ち方について説いています。それぞれの句の意味を解釈すると、
1. 「ひとがなにごといはうとも かみがみているきをしずめ」
• 周囲の人が何を言おうとも、神が見守っているのだから心を落ち着けなさい。世間の評判や批判に惑わされず、信仰を貫くことが大切。
2. 「ふたりのこゝろををさめいよ なにかのことをもあらはれる」
• 人との関係(夫婦や仲間など)の心を整えなさい。そうすれば、神の御働きが現れる。信仰の場では、人間関係の調和が大切。
3. 「みなみてゐよそばなもの かみのすることなすことを」
• 周囲の人々は、神の御業(みわざ)をよく見なさい。神が導く道を正しく理解することが求められる。
4. 「よるひるどんちやんつとめする そばもやかましうたてかろ」
• つとめ(祭りや祈りの儀式)を昼夜問わず行っているが、それを騒がしく思う人もいる。しかし、それは神への奉仕として大切なことである。
5. 「いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい」
• いつも救いの道が用意されているのだから、早く陽気(前向きな心)になりなさい。神の教えを信じていれば、救われる。
6. 「むらかたはやくにたすけたい なれどこゝろがわからいで」
• 地域の人々を早く助けたいが、まだ信仰の心を理解できない人もいる。神の教えを広めることが大切。
7. 「なにかよろづのたすけあい むねのうちよりしあんせよ」
• 何事も互いに助け合うことが重要。胸の内(心の中)からしっかり考え、思いやりを持つこと。
8. 「やまひのすつきりねはぬける こゝろハだん/\いさみくる」
• 病気も、心が晴れやかになれば自然と治る。信仰を持つことで、気持ちが元気になっていく。
9. 「こゝはこのよのごくらくや わしもはや/\まゐりたい」
• ここ(天理の教えの場)は、現世の極楽のようなもの。自分も早くそこへ行きたいという願いがある。
10. 「このたびむねのうち すみきりましたがありがたい」• 今回、心の中が晴れ渡り、清らかになったことに感謝している。信仰を通じて、心が整うことの大切さを感じている。
まとめ
この詩は、天理教の信仰における「心の在り方」「助け合い」「病気の克服」「神の御業を理解すること」などを説いています。特に「心を整え、信仰を持つことで救われる」という考えが強調されています。また、周囲の批判に動じず、神を信じて陽気ぐらし(前向きな生活)をすることが大切だと伝えています。
天理教の基本理念である 「たすけあい」「ひのきしん」「陽気ぐらし」 を実践することが、幸せへの道であるというメッセージが込められています。